フロー合成法のスタンダード
初期コストの軽減を実現
MCR-1000
連続フロー合成法の導入機として、シンプルなカラム型フローリアクターです。
- カラムと恒温槽だけのシンプルな構成でお手持ちの送液ポンプを使って、手軽にフロー合成を始められます。フロー合成法の導入機として最適です。詰め替え可能なカートリッジ式カラムを採用しているので、触媒スクリーニング用途にも威力を発揮します。
- 恒温槽はアルミブロック加熱方式を採用しました。50～200℃の範囲で高精度に温度調節が可能です。
- カラムサイズは内径3・5・10㎜×長さ50・100㎜の6種類、カラム材質はステンレス製とガラス製です。ガラスカラムは酸を用いる反応に威力を発揮します。
■低コストカラム
カラムは使い捨て仕様のステンレス管・ガラス管とカラムフィルターで構成されます。カラムコストを従来品の約1/10まで 削減しました。カラム洗浄や触媒詰め替えの手間を大幅に軽減できます。
- カラムと恒温槽の固定にはトグルクランプ機構を採用しました。レバー操作だけで、簡単にカラムの装着が行なえます。（PAT）
■シンプル操作
レバー操作だけで簡単にカラムを取付けできます。複数の触媒カラムを頻繁に取替える触媒スクリーニング実験にも適しています。
- 液相反応用と気液反応用のサンプル導入カラムヘッド2種類を選べます。
カラムにはシンプルな1液流路と気液二重管式の2種類の接続が可能です。カラムセットに付属する1液流路カラムエンドと気液用カラムエンド(オプション)を付替えることで、液-液/気-液 両方の反応が行なえます。気-液では、水素添加反応などの気-液触媒反応に最適です。
カラムセット
チューブリアクター MCR-PFR型
均一系触媒などの液相反応向けのチューブリアクターです。外径1/16インチのPTFEチューブ（別売り）を最大で約3m巻きつけ、MCR-1000型本体に装着して使用することが可能です。
■チューブ内径：ループ容積 目安
内径0.5㎜×1/16"：約 0.6mL
内径0.8㎜×1/16"：約 1.5mL
内径1.0㎜×1/16"：約 2.4mL
※3m巻時の理論値です。
フロー合成用の固定化触媒カートリッジ
低圧損・高活性のフロー反応用の触媒を充填したMCR型用のカラム管です。開封してすぐに恒温槽へ取付けて使用できます。カラムサイズは内径5×長さ50㎜、カラム材質はガラス製です。触媒は3種類設定しています。
＜触媒供給：富士フイルム和光純薬株式会社＞
※保管条件：冷蔵(2～10℃)
電源管理に便利な4口サービスコンセント付(電源容量8A)です。架台正面に引出しを装備しています。カラムパーツなど細かい部品の収納が可能です。架台左右側面どちらにでも取付けが可能なカラム管用ラックにより、実験が効率的に行なえます。
水素化反応用のガス添加ユニットです。任意の流量値で水素ガスをカラム内に供給します。広い動作差圧範囲により、圧力変動時も安定したガス流量で制御します。ガス源の供給圧力を都度調整する手間がかかりません。
反応液の逆流防止機構とトラップを標準装備しています。液混入によるマスフローコントローラー本体の故障を防ぎます。また、反応液を使用しない用途には、逆流防止トラップを付属しないタイプも選択できます。（MFC-1100-H2型）DC0～5Vのアナログ出力端子を搭載しています。データロガーや記録計と接続することで反応中の測定流量データの記録・管理が可能です。※記録計出力ケーブルは別売りです。
バルブ操作によりカラム内圧を任意の値で制御できます。
バルブ本体は台座から外してアングルや架台のポールなど、任意の場所に設置できます。
記録計出力端子を搭載しているので、測定した値の出力・記録が可能です。
※出力ケーブルは別売りです。
EUI-22型は、リニア駆動式ダブルプランジャー機構により、エア混入が強く、脈動を抑えた安定送液が可能です。
EUI-22-110P