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凍結・噴霧乾燥機|噴霧凍結乾燥造粒装置
噴霧凍結乾燥造粒ユニット
SFD-1000・1100型
熱をかけず、収率も良く、多孔質で微粒子のサンプルが作製可能。
画期的な噴霧凍結乾燥造粒法(SFD法)を考案して生まれた、
名城大学 薬学部 岡本浩一教授・野田剛弘研究員との共同開発製品。
※所要時間はサンプルにより差があります。

SFD-1000(前工程+後工程セット)※エアコンプレッサーは含まれません。
熱をかけず、多孔質な微粒子を作製
- スプレーノズルにより噴霧した微粒子を、液体窒素によって瞬間的に凍結させるので、ポーラスが密な微粒子を得ることができます。微粒子の表面積が広くなるので、水で微粒子を溶かした際に水と接触する部分が多くなり、より溶けやすくなります。早く溶けることが必要とされる薬や食品の研究用途に期待できます。
- 噴霧凍結後、真空断熱容器を凍結乾燥機のドライチャンバーに直接設置ができるので、容器の移替えなどの手間が省け一連の乾燥工程が容易に行なえます。また、液体窒素により十分に冷やされた状態で真空引きを開始できるので、温度に敏感なサンプル、共晶点が低いサンプル、コラプスにより凍結乾燥が今までうまくいかなかったサンプル、噴霧乾燥で今まで微粒子化ができなかったサンプルなどに適します。
各乾燥手法の特長
| 噴霧凍結乾燥造粒法(SFD法) |
| サンプル(水溶液)を液体窒素中に噴霧し凍結させ、(凍結)乾燥することで多孔質な微粒子を得る手法です。一瞬で凍結させるので、造粒効果が得られます。熱をかけないため微粒子に収縮は起こりません。噴霧乾燥法に比べて多孔質で溶解性が高く、分散性に優れ凝集性が低いサンプルを得ることができます。 | ||
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| 噴霧乾燥法(スプレードライ) |
| 熱がかかり、収率が悪いですが、時間がかからず、微粒子のサンプルの作製が可能です。 | ||
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| 凍結乾燥法(フリーズドライ) |
| 時間がかかり、微粒子にならないが、熱をかけずに収率の良いサンプルの作製が可能です。 | ||
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各乾燥手法により乾燥された微粒子の特長と画像
D-マンニトール(糖アルコールの一種で製剤研究分野で汎用的なサンプル)
※電子顕微鏡2000倍
- 噴霧凍結乾燥造粒法(SFD法)
- 前工程で噴霧するので造粒効果が得られ、熱をかけないため微粒子に収縮は起こりません。また乾燥物は多孔質構造に形成されるので凝集しにくく、分散しやすい。


- 噴霧乾燥法(スプレードライ)
- 乾燥時に瞬間的に100℃以上の高熱をかけるため、微粒子に収縮が起こり、中がからっぽ(中空状)の微粒子が得られます。多孔質構造にはなりにくいため凝集しやすく、分散しにくい。


- 凍結乾燥法(フリーズドライ)
- 熱をかけずに乾燥するため収縮は起きないが、予備凍結の段階で微細粒子に加工されないため、造粒効果は得られなく、微粒子の形状は不均一。


噴霧凍結乾燥(SFD)造粒工程
- 前工程(予備凍結)

- 後工程(凍結乾燥)

仕様

| 型式 | SFD-1000 | SFD-1100 |
|---|---|---|
| 製品コードNo. | 279492 | 279501 |
| 価格(税別) | ¥2,971,000 | ¥1,290,000 |
| 製品名 | 噴霧凍結乾燥造粒ユニット | |
| セット様式 | 前工程+後工程セット | 前工程セット |
| 処理量 | Max.150mL/バッチ | |
| 噴霧用空気加圧調整範囲 | 100~250kPa | |
| 送液ポンプ流量範囲 | 51~900mL/h(定量送液ポンプ NRP-1000型) | |
| 試料撹拌回転速度 | 50~1600rpm(強力マグネチックスターラー RCX-1100D型) | |
| 噴霧用ノズル | 二流体ノズル(ノズル穴径0.71㎜:呼び径2mm) | |
| 噴霧用エアコンプレッサー | 吐出空気量10L/min(50Hz)、制御圧力Max.300kPa | |
| 凍結乾燥機トラップ温度 | -80℃ | - |
| 凍結乾燥機除湿量 | 750mLバッチ | - |
| 電源操作ボックス | 噴霧用エアバルブ(2個)、ブルドン管真空計、流量調節ボリューム、ACアウトレット(噴霧用エアコンプレッサー・送液ポンプ・強力マグネチックスターラー用)、着霜防止ヒータ用電源コネクタ、電源スイッチ(送液・ヒータ・全体用)、ヒューズ(3個) | |
| 真空断熱容器 | 標準3L ステンレス容器(外径148×高さ243mm) | |
| 真空断熱容器蓋 | 噴霧用ノズル上下ストローク長39mm、液体窒素ガス排気ノズル(外径20.5mm)、着霜防止用ヒータ(100W×2) | |
| 使用チューブ径 | 内径3.15×外径5.2mm | |
| 噴霧用空気接続口径 | 内径4×外径6㎜(軟質ウレタンチューブ用ユニオン) | |
| 排気接続口径 | 外径20.5mm | |
| 使用周囲温度範囲 | 5~35℃ | |
| 電源電圧 | AC100V 50/60Hz | |
| 電源入力 | 16A | 7.5A |
| 構成 | 凍結造粒ユニット(蓋+電源操作ボックス)、真空断熱容器(3L)、強力マグネチックスターラー RCX-1100D型、容器転倒防止器 、エアー配管・送液ポンプチューブ類、送液ポンプ出力ケーブル、設備エアー配管接続用 圧力逃し弁、エアコンプレッサー(オプション) | |
| 凍結乾燥機 FDS-2000型、ドライチャンバー DRS-1L型、油回転真空ポンプ GCD-051XF型、真空配管類 | ||
| 製品 | ||||
※性能は室温20℃、定格電源電圧、無負荷時での値です。真空断熱容器(3L)内に液体窒素を1L入れた際、液体窒素は約10分で全て蒸発しますが、その時に定量送液ポンプNRP-1000型を最大送液量で運転させた際の10分間に送液できる量を1バッチ処理量としています。
※SFD-1000型の電源入力値は、後工程の凍結乾燥機、油回転真空ポンプの電源入力値を全て含めた値になります。
※噴霧用空気加圧調整範囲の下限値は0としていますが、100kPa以下での噴霧は真空断熱容器内壁に凍結微粒子が「ぼた雪」状に付着しやすくなり、その分の微粒子としての回収は困難になり、回収率は悪くなる傾向にあります。
※運賃等が必要です。別途お見積りいたします。

Point 噴霧位置が調整可能
スプレーノズル(二流体ノズル)の高さ位置をノブボルトで調整(PAT.P)でき、回収率と粒径の調節が可能です。高さ位置調節用に目盛りが付いているので、再現性の高い実験が行なえます。蓋上部の排気ノズルに付属の排気ホースを接続し、その先に水を溜めたポリタンクを繋げれば、質量の軽い微粒子の周辺への飛散がありません。
Point ノズル先端の凍結を防止
スプレーノズル先端部に100W×2本のヒータを搭載(PAT.P)、液体窒素の冷気に曝されるノズル先端部の凍結閉塞を防止します。万が一、ノズル先端部が凍結閉塞した場合でも送液ラインに圧力逃し弁を装備しているので、チューブの脱落・破損を防止します。
Point 電源、操作部を1つにまとめ操作性を向上

オプション
| 製品コードNo. | 280200 |
|---|---|
| 価格(税別) | ¥82,000 |
| 製品名 | チューブドライヤセット (使用周囲湿度 Max.70%RH) |
| セット内容 | ![]() |
| 備考 |
※サンプル噴霧時、断熱容器内の水分も凍結します。チューブドライヤは、中空糸膜で圧縮空気中の水蒸気を分離することが可能です。※噴霧後の後工程(凍結乾燥)で真空断熱容器からトレイに凍結サンプルを移替える場合は、チューブドライヤをご購入ください。※スプレーノズルのエア導入口に取付けるだけで使用できます。※露点インジケーターの色相が赤く変色したら交換のタイミングになります。※チューブドライヤは分解できません。 |
交換用チューブドライヤカートリッジをご購入ください。
製品コードNo.:No.280190
価格(税別):¥41,000
インパクトがある見出し
| 製品コードNo. | 279310 | 279400 | 180140 |
|---|---|---|---|
| 価格(税別) | ¥173,000 | ¥304,000 | ¥140,700 |
| 製品名 | 3L真空断熱容器用ドライチャンバー | エアコンプレッサー | |
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| DRS-1L型(FDS-2100・2200型用) | DRC-1LL型(FDM・FDL型用) | 0.2LE-8SBA型 | |
| 備考 | 標準付属の3L真空断熱容器を入れることができ、サンプル噴霧後はドライチャンバー内にそのまま設置できる長筒の専用ドライチャンバーです。 | ・吐出空気量:20/24L/min(50/60Hz) ・タンク容量:30L ・制御圧力:3.5~5.0kgf/cm² ・電源入力:4.1A ・電源電圧:AC100V 50/60Hz |
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