合成反応装置|マイクロ波反応装置:MR
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マイクロ波による高効率加熱が可能なマイクロ波加熱装置です。マイクロ波照射状態を逐次監視し、安定した定在波(加熱エリア)形成を行なうことで、極性溶媒のみならず非極性溶媒の高速加熱を実現しました。反応管の中心軸に強力で均一な加熱エリアが形成されるのでフロー反応系に最適です。
MR(総数 2)
■シングルモード円筒型共振器(TM010モード)による定在波を利用した高効率加熱を行ないます。
■可変周波数半導体式発振器と共振周波数フィードバック制御機構を搭載(特許技術)し、反応管設置部分に均一で強力なマイクロ波照射状態を保つことができます。
■温度調節範囲は室温付近∼500℃、出力制御範囲は0∼100Wか200Wの機種を選択して調整できます。
■反応ユニットには、外径10㎜以下×長さ100㎜程度の反応管を設置可能です。送液ポンプと組合せてフローシステムが構築できます。
■装置制御はノートパソコンから行なえます。運転状況や運転データの自動記録が可能です。
■反応ユニットと制御本体を分離したセパレート型の製作も可能です。ドラフト内に設置する場合などに便利です。
■工場オプションで簡易誘電率測定機能を追加できます。
特許技術【共振反応器】と【発振周波数制御】で定在波の形成状態を可視化
マイクロ波は目に見えないため、従来の装置では適切に加熱されているかがわからないという問題がありました。本機の特許技術は、共振周波数が得られればマイクロ波で加熱されていることを示します。これまで認識できなかったマイクロ波の可視化を実現
中心軸にサンプルを配した円筒空胴共振器(キャビティ)内にマイクロ波を照射するとサンプルの特性に応じてある周波数で共振し、中心部に電界が集中、中心軸上に配置したサンプルを加熱することができます。
※サンプルの誘電率・反応管の材質・内径によっては、制御周波数範囲 (2.4∼2.5GHz)に入らない場合があります。その場合は加熱できませんが、キャビティ径や反応管径を変更することで対応できる場合があります。
半導体式発振器(HPA)は、任意の単一周波数のマイクロ波を精度よく発振することができます。共振周波数を常に監視しフィードバック制御を行なうことでサンプルの状態が変化しても常に最適なマイクロ波照射状態を維持することができます。
データ
■昇温曲線(水・IPA・トルエン):カラム表面温度
従来のマイクロ波反応装置では加熱できないとされている非極性溶媒も効率よく加熱ができます。
■運用上の注意事項
本装置は非常に強力な定在波(加熱エリア)形成を行なっているため、空状態での運転は、反応管の溶解など重大なトラブルの原因になります。マイクロ波照射の際は必ずサンプルを流した状態で操作してください。反応管表面温度、マイクロ波経路部品温度、マイクロ波反射量を常に注意してください。異常を発見した場合は、速やかに非常停止ボタンを押してください。
※ MR型を使用する際は総務省へ高周波利用設備許可申請書の提出が必要です。
誘電率測定オプション(総数 1)
■簡易誘電率測定プログラム
・制御ソフトウェアの共振点サーチ機能を拡張し、加熱試料の誘電率と誘電損率を簡易的に算出します。
・運転中に、設定した周期で共振点サーチを実行し、加熱中の誘電率をリアルタイムに算出、表示することが可能です。
・共振点サーチグラフを任意のタイミングで保存可能です。・計測された誘電率のデータは、パソコン上に自動記録されます。
※ソフトフェアと本体ファームウェアの更新が必要です。
※工場オプションです。納入後に追加工をご希望される場合は、装置を当社工場までお送りいただく必要があります。
※本機能は、本体のハードウェア構成を使用して簡易的に誘電率と誘電損率を算出するものです。得られた値は、計測器で測定した値とは誤差が生じる場合があります。
■測定手順
①使用する共振器の体積と反応管の内部充填体積を設定保存します。
②試料なし(反応管のみ)で共振点サーチを行ないます。(赤ピーク表示)
③試料あり(反応管+試料)で共振点サーチを行ないます。(白ピーク表示)
④算出された誘電率ε’と誘電損率ε’が表示されます。定期スキャンを設定した場合、共振点サーチが自動的に実行され、グラフの波形表示(白)と誘電率・誘電率が自動更新されます。
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