濃縮装置|薄膜式エバポレーター:MF

薄膜式(フラッシュ)エバポレーターの原理と特長

注入口から供給された試料は加熱部に接触すると蒸発しながら下降して濃縮されます。
この試料はすぐに加熱部から離れて回収されますので、熱のかかる時間が短く、濃縮液は非加熱状態です。
熱によって分解しやすい熱変性物質(生体物質から抽出された活性物質、天然物、ビタミンなど)の濃縮に適しています。
薄膜を形成する働きをする羽根の遠心力により発泡を抑えます。
発泡性の物質(牛乳、発酵液、生薬などの抽出液などの糖分、でんぷんを含む試料)の濃縮に適しています。
濃縮後、比較的粘性の高くなる試料(100∼3000cP以下)でも強制的に薄膜を形成していますから液の膜切れや、ドライスポット(濃縮中に部分的に乾燥して液面がなくなる現象)の発生がなく試料の焦付きもありません。

用途
●熱影響を受けやすい物質並びに沸点の高い物質の精製・濃縮・脱色・脱臭・脱ガス
●発泡性の高い物質の濃縮

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