アカデミアとEYELA

アカデミアの理想に向け、研究者の皆様とともに歩んできた経験と知見が、当社の財産です。

東京大学 小林 修 教授

「グリーンケミストリー」の第一人者、東京大学の小林修教授にお話を伺いました。医薬品やファインケミカルなどを生成する際に無駄なゴミを出さない、環境に優しい研究を進め、「水を溶媒とするフロー有機合成法」の確立を目指されています。多くの人々を救う医薬品の基礎研究への長年の挑戦の軌跡とエピソードをご紹介します。

研究室紹介

科学は今まで私たちが経験したことのないスピードで進化・変化しています。その最先端で研究を進めている大学の研究室にお伺いして、先生方や研究に熱中する学生の方々のお話を伺いました。研究テーマや、その研究がやがて社会でどのように役立つのか、研究を進める上での苦労話など。「未知のことを探る」、「新しいことにチャレンジする」研究室の皆様をご紹介いたします。

産学官連携へのEYELAの取組み

研究支援が私たちの使命。アカデミアの皆様との関わりの中で、科学技術の振興と発展のため、産学官連携のオープンイノベーション事業に参画しています。
大学や公的研究機関が保有するシーズから、新しい製品が生まれています。これまでもこれからも、皆様の研究開発の一助となりたいとの想いが、私たち東京理化器械のものづくりの原動力です。

東京大学 GSC社会連携講座 連続フロー研究センター

環境に配慮したグリーン化学プロセス技術の開発を目的に、2012年(平成24年)4月に設置されました。産学官連携による研究開発及び研究教育の拠点です。
当社はフローリアクター関連製品の開発のため、設立当初より参画しています。研究機材の提供や共同開発、拠点見学者向けの展示・セミナーなどを行なっています。

常設展示室とロリプラムフロー合成装置

産総研コンソーシアム フロー精密合成コンソーシアム FlowST

連続フロー反応による化学合成「ものづくり」の革新、大学・国立開発研究法人等の公的研究機関・企業間の共創による新たなイノベーションの創出という設立趣旨に賛同し、当社は法人会員として参画しています。
国家プロジェクトへの取組みや異種企業間の連携、情報交換の場として、有機合成関連製品の開発における産官学連携のプラットフォームになっています。

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NEDO「機能性化学品の連続精密生産プロセス技術の開発」

産総研FlowSTでの取組みから、NEDOプロジェクト「機能性化学品の連続精密生産プロセス技術の開発」に参画しています。連続フロー法による精密化学品生産の社会実装に向けて、さまざまな要素技術の研究開発を、産業技術総合研究所を中心に行なっています。このプロジェクトの中で、当社は反応装置開発を担当しています。

開発中のベンチスケールフロー合成装置
開発中のベンチスケールフロー合成装置

マイクロ波を用いる合成装置

化学反応の新しい加熱方法として、マイクロ波に注目しています。これまでに産業技術総合研究所との共同研究によりマイクロ波合成装置GPS型を開発しています。
最近では、このGPS型を発展させて、非天然型アミノ酸を用いる糖ペプチド合成に最適化した自動合成装置システムの開発を行ないました。

  • 写真の装置は、AMED「糖鎖利用による革新的創薬技術開発事業」の支援を受けて開発しました。
マイクロ波糖ペプチド自動合成装置
マイクロ波糖ペプチド自動合成装置