有害蒸気を効率よく捕集、ドラフトチャンバー内で使えるロータイプ設計です。

                UT-1010                                                                         UT-2000

真空乾燥器や濃縮装置などから排気される水蒸気や有害蒸気を真空系内で効率よく捕集し、真空ポンプへの蒸気の吸入量を大幅に減少させ、真空ポンプの寿命を延ばします。

• UT-1010・2000型の最低到達温度はそれぞれ－45・－100℃ですので有害蒸気を効率よく捕集します。
• シンプルな操作部
  
  過負荷運転などの冷凍機異常がLEDにより目視できます。
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• スペースが有効に使えるよう上部にはダイヤフラム型真空ポンプが設置できます。
  
• 1Lのエバポレーター、遠心エバポレーターなどから排気される蒸気のトラップに適しています。
• 水系のベーパートラップにはノズル付き蓋、酸・有機溶媒系のベーパートラップにはガラスコンデンサセットやブラインを使用せずにアルミブロックによる槽内の冷却が可能なアルミブロックセットが選択できます。
• トラップ液が排出しやすく、洗浄が容易な缶体冷却方式です。
  
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• トラップ槽内に冷却コイルがありません

• キャスター付き台車（オプション）により簡単に移動できます。
• フロンガスはUT-1010型は、特に地球にやさしい低GWPのR452A、UT-2000型はR404A/R1150です。

    ▶冷却トラップ装置の必要性に関してご紹介

※ノズル付き蓋、ガラスコンデンサ、低沸点溶媒用ガラスコンデンサは別売りです。
※性能は室温20℃、定格電源電圧、50Hz、最低到達温度は槽内缶壁温度を示します。
※電源入力はサービスコンセントの容量を含まない値です。
※電源電圧はサービスコンセントを使用する場合の電源容量です。
※（　）内の寸法は突起物を含みます。
※本製品は凍結乾燥機としては使用できません。
※サービスコンセントはダイヤフラム型真空ポンプ用。
※運賃等が必要です。別途お見積りいたします。

データ

冷却曲線
UT-1010型

UT-2000型

ノズル付き蓋

ガラスコンデンサ

・冷却トラップ装置で酸・有機溶媒系のベーパーをトラップする際に使用します。低温環境に強い硬質性ガラスを採用していますので、－100℃の環境下にも耐えられます。
・ 低沸点溶媒用ガラスコンデンサは、ベーパーがはじめに蛇管内を通過するので、低温部との接触（熱交換）面積が大きくなり回収効率がアップします。
※ 高沸点溶媒および、凝固点がトラップ温度を上回る溶媒には、蛇管内で凍結・閉塞する恐れがあるので使用できません。
・ガラスコンデンサと真空ホースとの配管接続部にノズルキャップを設置していますので、真空ホースとの接続が簡単です。ノズルキャップ部の材質はPP、Oリングはパーフロ®を採用。耐食性に優れています。

※ ガラスコンデンサセットBの構成
　（ガラスコンデンサ、ポール、クランプ、ムッフ、塩ビ製槽蓋）

アルミブロックセット

・酸や有機溶媒系のベーパーをガラスコンデンサで捕集する際、ブライン（アルコール系熱媒体）を使用せずアルミブロックによるトラップ槽の冷却が行なえる冷却トラップ装置 UT-1010・2000型専用のアルミブロックセットです。
・ブラインを使用しないのでブラインの補充・交換などのメンテナンスが必要なく、清潔で安全性の高い研究環境が構築できます。
・エタノールなど危険物に指定された溶媒の使用が禁止されている研究室でも使用できます。
・ガラスコンデンサ（製品コードNo.199700）をアルミブロックに直接入れるだけなので、クランプ操作が必要なく、セッティングが簡単です。
・最も冷える部分に断熱カバーを施しているので、結露の量を大幅に抑えることが可能です。

キャスター付き台・真空ホース・アダプター